20th January 2026
Edinburgh Institute of Diplomacy and Economics Briefings
--米国資産を売り欧州資産を買う取引が米国でのトリプル安を背景に進行中
現在の争点(グリーンランドの主権問題、連邦準備制度理事会(FRB)の独立性浸食)は国家主権と米国経済の根幹に関わるため、トランプ氏が早期に妥協する可能性は低い。
欧州にとっても、これは規範と主権に関わる重大な問題である。
妥協点を見出すには時間を要するだろう。
関税戦争への懸念からユーロストックス指数は下落した。
<EUROSTOXX>
サプライチェーンの再構築には時間がかかり、短期的には株価に下落圧力がかかる見込みだ。
(我々はGSCPIの上昇傾向とGSCSIの高水準を注視していた。)
<Global Supply Chain Pressure Index>
https://www.newyorkfed.org/research/policy/gscpi#/interactive
<Global supply Chain Stress Index>
https://www.worldbank.org/en/data/interactive/2025/04/08/global-supply-chain-stress-index
しかし、問題の長期化は欧州の自立性を強化するだろう。
外部ショックに対する耐性が高い経済へと変貌する。
この点を踏まえ、欧州株は下落局面での買い場となる可能性がある。
通貨市場では、ドル指数が大幅に下落し、ユーロ/米ドルが上昇している。
ドル指数と逆相関関係にある金価格は急騰した。
<ドルインデックスー構成通過の約70%は欧州通貨>

<EUR/USD>
<金価格>
I
投資家は米国に代わる投資先を模索している。
長期化する安全保障リスクにより、ミドルパワーや中立国の株式市場へ資金が流入している。
これにはアイルランド、オーストリア、カナダ、オーストリアが含まれる。
さらに、スペインの株価は堅調を維持している。同国にはラテンアメリカからの移民が多く、他の欧州諸国と比べて文化的親和性が高いからだ。
<アイルランド>
<オーストラリア>
<カナダ>
<オーストリア>
<Spain>
追加情報
<イスラエル-特に「ミッドナイト・ハンマー作戦」以降、安全保障上のリスクが低下。AIと防衛産業主導の市場。欧州が主要な軍需品輸出先>